じわじわ来ます・・・

 昨日、11年間飼っていたセキセイインコのぴよちゃんが、天国に召されました。
 
  
  
 
 ぴよちゃんを飼う前に買った子は、水色のとてもきれいなインコでしたが、1週間で死んでしまったので、
今度は、色よりも元気さで選ぼうと思い、他の子を押しのけて餌を食べているぴよちゃんを見て、
この子なら、きっと長生きしてくれるだろうと思い、選びました。  
  
 とはいえ、何度も病気をして、病院にも何度もかかりました。
幸い、うちの近くに鳥専門の病院があったので、先生に助けられながら、気づいたら11年たっていました。
 
 ぴよちゃんと暮らし始めたころ、小学1年だった娘は高校3年になりました。
 
 最近は、足も弱くなり、右足はきちんと開くこともできない様子でしたが、
先週の木曜日に、発作をお越し、片方の羽が5時間以上も、ピクンピクンと痙攣し、止まらなくなりました。
その日は病院が休診だったのですが、診察はできなくても薬だけならくれるというので、もらってきて飲ませたら、
なんとか痙攣を抑えることができました。
でも、長い時間の痙攣ですっかり体力を消耗してしまったのです。
 
 金曜日、土曜日と餌をなかなか食べないぴよちゃんの胃に流動食を入れてもらい、ビタミン剤、抗生剤など処方してもらって、
頑張りましたが、とうとう昨日、逝ってしまいました。
 
 小さな声で鳴いた後、体が動かなくなり、2度ほど自分を奮い立たせるように、羽をバタバタさせていたけど、
最後はエビ反りになり、静かに心臓が止まっていきました。
 
 
 夜、家族がみんなそろってからお別れをして、子供たちがベランダの下に埋めました。
 
 最初、思ったより悲しくないかな・・・って思ってたのですが、じわじわ来ます。
  
 考えてないようで、実はいつもぴよちゃんのこと考えてるみたい。
頭の中にも浮かび、気付くと「ぴよちゃん」って口から出ています。
 
 私、家族が仕事、学校に行ってる間、ずっとぴよちゃんとふたりでしたが、
けっこう話しかけてたんです。
買い物に行くときも、「ぴよちゃん、行ってくるね。」「ぴよちゃん、ただいま」って声かけてました。
 
 でも、ぴよちゃんがいた場所に、もういないんです。
 
 かごの中にいるのが大好きで、外にあまり出てこなかったぴよちゃんは、手がかからず、空気のような存在でした。
 
 しばらく、このぽっかりと空いた心の穴と付き合っていかなくちゃ・・・